http://www.pref.aichi.jp/kankyo/sizen-ka/shizen/satoyama/manual/05.html
(愛知県のサイトである。)
これをみていて、湯村山にヤマユリが少なくなった理由がわかった気がした。
ヤマユリは比較的日当たりのよいところに生える植物なのである。山林が伐採されたり、土砂崩れなどがあって木が倒れたりすると、そこで勢いを増すのだそうだ。日陰では育たないそうである。
そう言われてみれば、keiが少年の頃、山でみたヤマユリ等の生えていた場所は、イノシシのヌタ場と思われる場所で、木が倒され、日が差し込んでいる場所だった。
先に、湯村山にヤマユリが咲き乱れている風景は見たことがないと記したが、もしかすると過去には、湯村山は里山として地元の人に利用され、樹木が伐採されたり、下草が刈られたり、そこで山の幸が収穫された時代があったのかもしれない。そういった利用があれば、伐採された林の縁にヤマユリが花をつけ、咲き乱れる光景も想像できる。しかし、それはヤマユリを育てようとされた行為では無かったのではないか。山を利用する中で起きた現象の一つだったと想像できる。
掘り採られるなどの被害もあるのだろうが、それ以上に、現在の湯村山のような木々が生い茂った場所ではヤマユリが恒常的に咲く状況は難しいのではないかと思う。
よって、湯村山に「ヤマユリの園」を作るのであれば、木々を伐採して、日当たりのよい場所を作らなければならないだろう。
ヤマユリの群落があったのも、それが少なくなっていくのも自然の摂理である。ヤマユリを咲かせるために木々を切ることの是非は・・・・・ どうだろう?
湯村山狼煙台付近
以前、報道で「花が咲いたら盗掘を避けるため地上部分を切り取ってしまう」というのを聞いたことがあるが、もしかすると、それで無いのかな。
でも、花が終わったこの時期に、葉から栄養を鱗片に蓄えさせなければ、来年は厳しいな。
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