2011/11/04

武田信玄(Singen Takeda)

武田信玄は甲斐を本拠地に関東甲信越を暴れ回った「甲斐の龍」と呼ばれた戦国大名だ。
騎馬軍団や川中島の戦いなど後世に脚色された部分も多々あると思われるが、山梨県民にとって誇らしき存在だ。江戸時代には豊臣秀吉の対角線にあり、家康をも苦しめたほどの武将として英雄化されたという政治的な配慮もあったと思う。
山本勘助という天才的参謀も、その実態はよく判らない。

ただ、ハッキリしているのは、混乱した戦国時代を戦い抜いたということだ。
戦いについて、信玄は
 およそ軍勝 
  • 五分をもって上となし、
  • 七分を中となし、
  • 十分をもって下となす。
  • 五分は『励』を生じ、
  • 七分は『怠』を生じ、
  • 十分は『驕』を生ずるが故
と言っているように、圧倒的に勝つということを良しとしなかったことから、侵攻が遅かったように感じられる。武田の旗印「風林火山」の 侵略すること火の如し にこだわれば、歴史は変わっていたかもしれない。歴史に もし は無いが、本当に残念だ。
山国で、近隣との争いに時間と力を注ぎすぎた。

甲府駅南口を降りると、交番の横に巨大な武田信玄の像が置かれている。
Singen Takeda

にほんブログ村 環境ブログ エコツーリズムへ

0 件のコメント:

コメントを投稿